公開:2022.04.04 10:00 | 更新: 2022.08.09 07:34
新型コロナウイルスによって世の中が大きく変わり、第三のニューノーマル時代が到来したと言われています。
ニューノーマルとは直訳すると「新しい常態」という意味になりますが、『新しい生活様式』と訳され、社会に大きな変化が起こり、変化が起こる以前とは同じ姿に戻ることができず、新たな常識が定着することを指します。
新型コロナウイルスが社会に存在することが当たり前の状態である今、感染対策が日常の生活様式として定着しています。
人々の日常生活における変化が求められるとともに、人々が集い、働く企業の在り方にも変化が求められるようになってきています。
ニューノーマル時代において会社の大切な情報資産を守ることも新型コロナウイルスの感染対策同様、私たちにとって大切な考え方になります。
以下に皆さんが日常的に実践されている感染対策と対比させながら、すぐにでも実践できるセキュリティ対策を記していますので参考にしてみてください。
自身の体を大切にするように、情報資産も大切に扱いましょう。
新型コロナウイルス感染対策 | セキュリティ対策 |
---|---|
身体的距離の確保 | 身に覚えのないメールは開かない |
マスクの正しい着用 | 怪しいwebサイトは閲覧しない |
こまめな手洗い・手指消毒 | ID・パスワードは定期的に変更する |
人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける | 席を離れるときは、PCの画面をロックする |
会話をする際は、可能な限り真正面を避ける | メールでデータをやり取りするときは、以下対策を検討する ・パスワードをかける ・データを暗号化する ・ファイル転送サービスの利用 ・オンラインストレージサービスの活用をする |
人混みの多い場所に行った後は、できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる | 社員が、管理されていない個人所有デバイスの持ち込みや業務での使用をしない |
ウイルスに感染していないか、こまめにチェック ・毎朝の体温測定、健康チェック ‐発熱又は風邪の症状がある場合はムリせず自宅で療養する ・発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモにする ‐接触確認アプリの活用も◎ | 定常監視でネットワークの状態をチェック ・定常的な監視やレポーティング ・新しい脅威に対応するためのバージョンアップ作業等 EISS(アイズ)サービスサイト |
発熱等の症状のある方は、まずは、かかりつけ医等の身近な医療機関に直接、電話相談し、医療機関を受診する | ウイルス感染や不正アクセスの疑いがあれば、まずは、専門の機関、企業に相談する |
今回は「ニューノーマル時代のセキュリティ対策」についてご紹介しました。
テレワークやリモート営業など、新しい働き方に移行するときは、さまざまな課題もあります。
しかし、ニューノーマルという言葉が示す通り、以前と同じ状態に戻ることは難しいでしょう。
課題があるからと諦めるのではなく、課題解決に必要なスキルを身に着け、持続可能なビジネスモデル、企業へと変化していかなければなりません。
一人ひとりの健康状態に応じた運動や食事、禁煙等、適切な生活習慣を心がけることと同じように、大切な情報資産のリスクに応じたセキュリティ対策を講じましょう。
参考ページ
中堅・中小企業にとって最適なセキュリティ対策とは?
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