公開:2023.03.20 10:00 | 更新: 2023.03.20 02:58
当社は脆弱性診断業務を行っておりますが、最近IPv6アドレスを対象としたサーバやルータのご依頼が増えつつあります。
IPv6アドレスに対応しているWebサーバなどはまだまだ多くはないとは思いますが、将来的には対応が必要になってくると想定されます。
当社が提供している脆弱性診断は、IPv4/IPv6アドレスともに対応しておりますので、ご相談いただければと思います。
関連ブログ:現役セキュリティエンジニアが語るプラットフォーム診断とは?
『IPv6』とは『Internet Protocol Version 6』の略称でインターネットプロトコルの1つです。
IPv4アドレスの枯渇対策として登場したIPv6アドレスですが、徐々に普及しており、Google殿の調べによると、日本では2022/3/12時点で、全体のアクセス数の 45.27%程度になっているとの事です。
IPv4とIPv6の共存となることでメリット、デメリットが多々ありますが、一部をご紹介いたします。
元々、IPv4の枯渇対策として登場しただけあって、IPアドレスの数は膨大です。
IPv4が43億個であるのに対し、IPv6は約340澗(カン)個(約340兆×1兆×1兆個)となり、そこら辺に落ちている石ころにもアドレスを割り振れるレベルです。
従来のPPPoE接続ではなくIPoE接続を使用することで、大容量通信が可能となり、回線混雑の影響を受けにくいことが挙げられます。
たとえば、IPv4環境で問題となるDHCP-Snoopingなどは現行のスイッチで対策が実装されている場合が多いですが、IPv6で同様の問題となる不正RA(router advertisement)などは広く実装され普及しているとは言えません。
IPv6が普及していくにつれ、アドレスが割り振られている、サーバ/NW機器が攻撃される確率も高まります。
そのため、脆弱性診断を活用してセキュリティレベルを把握しましょう!!
サービス紹介:セキュリティ脆弱性診断
総務省:IPv6 対応ガイドライン
LOADING...