公開:2023.02.13 10:00 | 更新: 2023.02.13 02:13
みなさんはインターネット上に写真データを公開する際に気をつけていることはありますか?
個人を特定できそうな写真を上げないように気をつけている方もいると思いますが、写真データ自体にも個人に関わる情報が付帯されていることはご存知でしょうか。
どんな情報が記録され、どのように個人が特定されてしまうのか、お話したいと思います。
Exif(エグジフまたはイグジフ)とは、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真データに記録されるメモのような機能です。
このExifには次のような情報が記録されます。
ほとんどのスマートフォンはGPS機能が備わっているため、撮影すると写真データに位置情報「ジオタグ」という撮影場所を示す緯度・経度の情報が付帯されます。
撮影の記録として便利な機能ですが、この位置情報が写真データに入ったままインターネット上に公開することによって、自宅の位置がばれてしまう・どこに居たかなどの行動履歴が知られてしまう危険性があります。
有名なSNSではアップロードした写真データのExif情報は自動的に削除される仕組みになっているようですが、すべてのSNSが同じような仕組みではないため、公開したい写真に位置情報が入ったままになっていないか確認したほうが良さそうです。
残念ながらスマートフォン(iPhone/Android)の標準フォトライブラリではExif情報の削除ができず、削除できるアプリを使って削除するしか方法がないようです。
パソコンの場合、Windowsだと写真データのプロパティからExif情報を削除することができ、Macは削除機能がないため写真データを位置情報無しに変換して保存する方法やフリーソフト等でExif情報を削除する方法があります。
位置情報をオンのまま撮影した写真データのExif情報を削除するにはひと手間かかるので位置情報を記録したくない場合は端末の設定で位置情報をオフにしておくことが良さそうです。
Exif情報はアナログ写真時代にやっていたような手書きで情報を記録することなく、自動ですぐに記録してくれる素晴らしい機能です。
ですが、機能の特性を知らず気付いた時には個人情報が特定されていた!とならないようにうまく活用しながら個人情報を守りましょう!
参照サイト
知らない間に自宅の住所が特定される?写真の位置情報を知って情報漏洩に備える
【SNS】Facebook、Twitter、InstagramでExifが自動削除されるのか? - たおさんのMyanmar Life
iPhoneや携帯電話で撮影した写真のジオタグ情報を確認/削除する
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